中国では、4月4日に清明節というお休みがあり、日本のお盆のようにお墓参りに行くそうです。
今日5日はその振替休日だったので、いつもの室内ゴルフ練習場を予約しました。
バス停に向かうとちょうどバスが来たので、走ってギリギリ間に合ったのですが、バスが走り出すとイヤホンの音楽に雑音が入り、最後にはBluetoothの接続が切れました。。。
イヤホン壊れちゃったかなと思いながら、何気なく上着のポケットに手をやると、なぜかチャックが開いている。
そして無い。。。 入れてたはずのiPhoneが無い!!
チャック閉め忘れで、さっき走った時に落としたのか! と思ったけど、すでにバスは走り出しているので、次の停留所までガマンして、すぐに反対路線に乗ってUターン。
でも、元のバス停に降りた時に諦めました。もうiPhone無くなってると。なぜかというと、近くにあればイヤホンのBluetoothが自動接続されますが、もう接続されることはありませんでした。
念のために周囲を探しましたがやっぱり無い。これは練習行ってる場合じゃないなと思ってキャンセルしようとしたのですが、その電話をするスマホが無いんだった。。。 じゃあ家に、、、 電話は無いんだった。
無断キャンセルも申し訳ないので、一旦練習場に行って、事情を話してキャンセルしてから自宅に戻りました。
早速iPadで[iPhoneを探す]を立ち上げると、
いた! ラッキーなことに電源はONのままで、虹橋空港の近くまで移動してます。
拡大してみると、
アパートかな? って感じなので、とりあえずiPhoneを紛失モードにして、失くしたiPhoneの画面に遠隔操作で会社スタッフの電話番号を表示させます。
更に拡大すると、
ん? どうやらバスの停留所みたいですね。
試しに別の地図アプリで確認してみると、
やっぱり、さっき乗ってたバスの終点にある、バスターミナルでした。
ここでピ~ンと来たことがあったので、とりあえずこの終点まで行ってみることにしました。
終点には小さな事務所があって、中には4~5人ぐらいバス会社の制服を着た人が。
受付の方に英語でiPhone落としたと伝えたら、笑いながら『これかい?』って私のiPhoneを出してくれました!
なんでピ~ンと来たかと言いますと、以前に娘が地下鉄の中にiPadとニンテンドースイッチが入ったリュックを忘れたのですが、数日後に警察から連絡が来て全て戻ってきたことがあったんです。
とりあえず落し物は終点に持っていくという感じだったので、今回ももしかしたらと思ったらその通りでした。
で、受付の方にそれですと伝えると、『パスポート』と言われます。
確かにどこの誰かも分からない人に渡せないですよね。でも、慌てて出てきたからパスポート持ってない。。。
パスポートが無いことを英語交じりの中国語で伝えると、お互い困った感じに。。。
『あっ!』って何かひらめいた感じの受付の方が、スマホをポチポチし始め、私に見せたのは電話番号の入力画面。
たぶん私の電話番号を入れてって言われてるんだろうなと思い、自分の電話番号を入力して返すと、発信ボタンをポチっと押してくれました。
。。。が鳴らない電話。
再度お互い困った感じになると、しばらくしてから私のスマホから着信音が! 遅れた理由は分かりませんが、もうやめてよってぐらい長いタイムラグでしたね。
発信番号が表示されたことを確認すると、受取サインの紙を出してくれたので、サインして無事に入手することができました。
いや~ 上海って凄い街だわ。
さっそくBluetoothをつないで音楽の続きを聞きながら、なんでもない日常のありがたさをしみじみと感じました。
失くした物が返ってくるというのは日本の特徴として良く出てきますが、上海も高確率で出てくるスゴイ街です。
会社のスタッフに聞くと『監視カメラで撮られてるから誰も取りませんよ』って言いますが、今回は落としたスマホをわざわざバスの乗務員に渡してくれた人がいるってことですので、やっぱり上海に住む人って親切な人が多いんだと思うんですよね。
今回の件で更に中国が好きになりましたが、もう失くし物はしないように気をつけたいと思います。